格ゲー用語解説「シミー」
Shimmyの語源と意味
19世紀初頭に流行したダンスで、オールドスクール JAZZ や SWING の一種
女性が社会進出し活用されるようになり、自由な風潮のファッションやライフスタイルをするようになった。そういった女性達をフラッパー (Flapper) といい、彼女たちの間で流行したのが Shimmy である。
ダンスの動きです。左右の肩を前後に揺らすように動かす動きです。
肩の動き単体ではなく、同時にステップ踏んだり、腰を振ったり、腕を激しく上下左右に振る動きです。
ベリーダンスのシミー
同じくベリーダンスでもShimmyと言う動きがあります。
ベリーダンスのシミーは、腰を振動させるように振る動きです。
輸送機のシミー
自動車やバイク、航空機などの、走行中の振動が発生することを シミー現象 ともいう。
長くなりました。やっと格闘ゲームです。
格ゲーのシミーってなに?
格闘ゲームにおけるシミーとは、後ろ歩きで下がって 相手の投げを空かすこと です。
また、その 投げの空振りの隙に 攻撃を入れることまで 一連の流れをシミーといいます。
投げの空振りモーションを「投げシケ」または「投げスカ」と呼びます。
スト5では、投げ抜けをスカっても、投げをスカっても同じ空振りモーションになります。
投げ間合いに入った相手に対して、投げを入力するのは、自キャラが敵キャラを投げるのを狙うの と 敵の投げ抜け (グラップ) 、この両方を狙った行動です。
シミーの別名
シミーは「投げシケ狩り」「グラップ狩り」「投げ抜け誘い」という言い方もあります。
シミー (shimmy) のやり方
前に歩き敵の投げ間合いに入る。
敵が投げタイミング直前で後ろに下がって、投げ間合いから出る。
投げモーションを見てから、後ろに下がっては間に合わないので、
後ろ歩き 自体は読みの行動です。
投げのスカりモーションを確認したら、フルコンボを叩き込みます。
初心者のうちは、タイミングで攻撃を出す方法でもよいです。
スカりモーションの確認はトレモで練習できるので、練習すればそのうち出来るようになります。
中級者以上になると、シミーをタイミングでやっていると、バックステップやらの大足や長射程攻撃で逆に刈り取られます。なので、自信のスキルレベルに合わせて、すっかり確認できるように練習してください。
シミーは、確認さえできれば、相手が投げ以外の打撃を押した場合でも、レバーは後ろに入力されているので、ガード もしくは 通常技を空振りさせられる有利な読み合いです。
2D格ゲーで、移動が早いキャラは これだけで読み合い有利になります。歩きの早いキャラは、それだけで強キャラに入ることが多いです。
簡単に言うと、
前歩き・後ろ歩きで 間合い調整し、投げを暴発を誘う のがシミーです。
画面端シミー
敵を画面端に押し込んでからのシミーは非常に強力です。
画面端での投げは、起き攻めループするゲームが多いです。
起きあがりに何度も投げを重ねられたら、投げ抜けを押したくなります。
後投げが決まれば、位置を入れ替えられるので、画面端に追い詰められた時の一発逆転で押したくなる行動です。
シミー対策
シミーはあくまで距離調整とタイミングの読み合いなので、
仕掛けられた側は、読み合いに付き合わず 何もしないかだけでも、相手が有利を捨てたことになります。
投げを捨てる のも重要です。
昔のゲームは投げがループするのでどこかで 投げ抜け しなければなりませんでした。
スト5を含め最近のゲームでは、投げのループ が出来ない様に調整されています。
特に画面中央なら、投げ重ねは1回で終わりで、立ち回りに戻ります。
ゲームタイトルによりますが、画面端で無かったら 投げ は受け入れるのも結果的にダメージが抑えられます。シミーに引っかかるとフルコンボくらっちゃうのを、投げ1回で終わらせられるので。
バックステップで距離を取る のも有効です。
シミー後の攻撃を 置き・タイミングで押しているプレイヤーはこれで処理できます。
確実に投げられる間合い、技を当てられる間合いでボタンを押せば、相手の後ろ下がりは怖くなくなります。
シミーは、有利を広げる確実な行動ではなく、人読み要素が強い行動
起き攻めを放棄してのシミーなどは、有利フレームを捨てたり、相手の虚をつく読み合いのことが多いです。
焦らず堂々と対応すれば、不利から五分に持っていけます。
プロでも、読み合いの選択肢が増えて、速度が上がってくるとシミー(shimmy) には引っかかってしまいます。1度の読み合いにビビらず、どんどんしかけましょう。
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